【ツアー下見】「世界遺産天草」ぐるっと一周サイクリングツアー 下見レポート

 

「世界遺産天草」ぐるっと一周サイクリングツアー

下見レポート

 

2020年に催行予定の世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を巡る天草一周のサイクリングツアーの下見に行ってきました。

 

下見当日は遅れ遅れた梅雨入り後で、九州各地に大雨が降った直前。

イマイチ、写真がきれいでないのはお許しください。

 

 

 

天草は熊本県の海側、早崎瀬戸をはさんで、長崎県島原半島のすぐ南に位置します。

雲仙天草国立公園、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」というように、長崎県の海側、

島原と関係の深い地域で、それを結ぶ文化的な要素が潜伏キリシタン(隠れキリシタン)です。

天草五橋は、本土から宇土半島を経て、天草上島、天草下島を結び天草の大動脈で

観光の目玉です。しかしながら、橋は古く、路肩も狭いので、今回のツアーは、熊本空港から

貸切バスで、天草五橋を渡って、上天草島と下天草島を1周するコースとしました。

 

 

 

 

 

という事で、貸切バスで天草の入り口天草松島の島々を眺める、天草リゾテラスで昼食を済ませた後、

サイクリングはスタート。まずは、天草上島を時計回りに東側の海岸線を走ります。

 

 

八代湾は内海で穏やかな海の為に、堤防が低く、手を伸ばせばそこにすぐある海。

しまなみ海道やとびしま海道よりも海を近くに感じ、車の少ない鄙びた景色を楽しみながら

のんびりサイクリングを楽しめます。

 

動画でどうぞ

https://www.youtube.com/watch?v=JxmzisHXZrM

 

 

 

上天草宮田漁港には、倉岳大エビスがありました。

高さは10mを越え、総大理石のえびすさんは日本一の大きさ

商売繁盛、豊漁、交通安全をお祈りしましょう!

 

上天草島から下天草島をつなぐのは天草瀬戸大橋ですが、今回のコースは

本渡可動橋を渡ろうと思います。(橋が船の航行で上がっていたら通れませんが・・・)

1日目は、天草最大の町、本渡に泊まります。天草と言えば新鮮な海の幸!

特にクルマエビやタコ、他にはでっかいニワトリ「天草大王」がおいしい!!

もちろん、温泉も楽しめます。

 

2日目は、本渡のホテルを出て天草下島を時計回りに走ります。

八代湾(不知火海)の鏡のように穏やかな水面と穏やかな南風を感じながら

島の最南端、牛深を目指します。

 

 

 

動画でどうぞ

https://www.youtube.com/watch?v=leb_5kvsFXc

 

 

 

牛深で昼食。おさかながとってもおいしい道の駅があります。またここはハイヤ節という民謡の故郷。

「ハエの風(南風)で今朝出港した船は、どこの港まで行き着いただろうか―」
歌い出しには、牛深の女性が船乗りの身を案ずる気持ちが込められています。

「ハイヤ」は、牛深を出港して北上する帆船に欠かせない「南風」が語源。
九州地方では南風のことを「ハエの風」と言いますが、
ハエがハエヤになり、ハエヤがハイヤとなっていったと考えられています。

「牛深ハイヤ節」が誕生したのは江戸時代後期。
この時期の牛深は海上交通の要衝として、海産物などを
運搬する帆船が多く出入りしていました。

この船乗りたちと牛深の女性たちが歌い踊っていたものが
牛深ハイヤ節の始まりと言われています。

なんと、阿波踊りや佐渡おけさもこのハイヤ節がルーツです。

 

 

牛深の町には、なぜかブーゲンビリアがたくさんありました。

 

 

 

羊角湾沿いをすすむと、いよいよ世界遺産崎津集落です。

 

 

 

 

 

崎津の町の動画をどうぞ

https://www.youtube.com/watch?v=2c961iHOOGY

 

 

崎津集落は、隠れキリシタンの小さな漁村。

ヨーロッパの絢爛豪華な教会とは違い、いかにも世を忍んだ信教精神を形にしたような

質素でつつましい崎津天主堂や海の中のマリア像はあたかも「わびさび世界」

 

動画でもどうぞ

https://www.youtube.com/watch?v=1i09TayiHFI

 

 

 

崎津集落から少し走ると、大江天主堂と天草ロザリオ館があります。

「五足の靴」で北原白秋や与謝野寛が訪れ、のちに白秋は「邪宗門」をしたためた地。

丘の上の教会へは急坂を登ります。天主堂の中は写真が撮ることはできません。

シスターのお話を聞くことができました。

信者の方は、今でも500人ぐらいいらっしゃるそうですが、高齢化とお住いの地が

人里離れた隠れ里で、日曜日のミサに来られるのは数十人となっているとの事

 

 

 

 

 

峠を越えて、天草灘を望む十三仏公園や妙見浦の切り立った海岸が美しい

 

 

2日目の宿は、天草下田温泉

 

 

 

 

 

足湯を楽しみました。

天草下田温泉は、開湯700年の不思議の湯。

火山性でもなく非火山性でもない特殊な温泉です。

詳しくは、http://amakusa-shimoda-onsen.jp/

 

3日目は天草下田温泉からサイクリングスタートして下天草島の上天草島の西海岸を北上します。

残念ながら、この区間は下見時には大雨で写真も動画もありません。

 

 

天草下田温泉と本渡の中間地点には、苓北町の陸繋島、富岡城がありますが、

コースには加えませんでした。

 

 

 

 

 

下天草島の北岸にある天草イルカセンターからはイルカウオッチングの船が出ています。

動画でどうぞ

https://www.youtube.com/watch?v=sJOkMYaX9r0

 

 

 

3日目の昼食は、本渡でクルマエビ尽しのランチを考えています。

上天草島に渡ったところには、クルマエビの養殖場もあります。

 

 

 

 

 

上天草島の北岸は「天草有明たこ街道」干しタコが軒先にぶら下がっていました。

 

 

ゴールは、上天草島の最北端、松島橋のたもとの天草リゾテラス

ここから、貸切バスに乗車して天草松島を眺めながら熊本空港に向かいます。

 

 

 

お土産のおすすめは、天草大王、クルマエビかな

 

 

 

ちなみにこれが、天草大王の手羽のおみやげ

激うまでした!!

 

 

 

2020年初夏の催行予定です。

企画はバッチリ、募集時にはぜひご参加をご検討ください。